ツルツルの肌を手に入れるために、髭脱毛を検討している方の中には「ブラジリアンワックス」を考えている方もいるかもしれません。
確かに、ブラジリアンワックスは毛を一気に抜くことで、一時的にはスッキリとした見た目が得られます。
しかし、特に顔の髭に使用することは推奨しません。強い刺激を伴い、肌トラブルのリスクが高いためです。
本記事では、顔にブラジリアンワックスを使用する危険性や、より安全で効果的な医療脱毛について解説します。
ブラジリアンワックスとは?
ブラジリアンワックスは、温めたワックスを肌に塗り、一気に剥がして毛を根元から抜く脱毛方法です。特にデリケートゾーンや脚などに使用されることが一般的です。毛が再生するまで時間がかかるため、一時的にスッキリとした見た目が得られることが特徴です。
ただし、顔のような敏感な部分に使うことは危険です。男性の髭は非常に太く、顔の皮膚も薄いため、他の部位以上に強い痛みとリスクを伴います。
顔にブラジリアンワックスを使うリスク
顔や髭にブラジリアンワックスを使用することには、以下のようなリスクがあります。
- 肌荒れや炎症:顔の皮膚は薄く、非常にデリケートです。ワックスを使って強力に毛を抜くことで、肌に大きな負担がかかり、赤みや炎症を引き起こすことがあります。
- 毛嚢炎(もうのうえん):ワックスで毛を抜くことで、毛穴が広がり細菌が入り込みやすくなります。これにより、毛嚢炎という炎症が起こり、赤いブツブツができることがあります。
- 色素沈着:強い刺激により、肌が黒ずんだり色素沈着を引き起こすリスクがあり、特に日光にさらされやすい顔の部分では目立ちやすいです。
また、ブラジリアンワックスを使う際、毛を1cmほど伸ばす必要があるため、髭を無くしたいのに逆に髭を目立たせることになります。
髭にブラジリアンワックスを使うデメリット
毛を抜くと医療脱毛に影響が出るリスク
ブラジリアンワックスで毛を抜いてしまうと、その後医療脱毛に切り替えた際に効果が薄くなる可能性があります。医療脱毛は毛根にレーザーを当てることで効果を発揮しますが、ワックスや毛抜きで毛根ごと引き抜いてしまうと、レーザーを当てる対象がなくなり、脱毛効果が得られにくくなります。
さらに、毛抜きやワックスで毛を抜くと、毛が一時的に濃くなるリスクもあります。これは、刺激を受けた毛根が回復する過程で、より強い毛を再生することがあるためです。
毛抜きのリスク
ピンセットで毛を抜いた経験がある方は、腫れたり、ニキビのようなトラブルを経験したことがあるかもしれません。ブラジリアンワックスも基本的に同じ原理で、広範囲で毛を抜くため、肌への負担が大きく、トラブルのリスクが高まります。
髭を伸ばす矛盾
公益社団法人日本毛髪科学協会によると、ヒゲは1日に約0.2~0.4mm程度伸びるため、ブラジリアンワックスで脱毛するためには約1か月伸ばし続けなければなりません。これでは、髭を無くしたいと考えているのに、むしろ髭を伸ばして目立たせることになります。
結局、ブラジリアンワックスを使う前に「髭を育てる」ことになり、目的に矛盾が生じてしまうのです。
強い痛みと短期間の効果
さらに、顔の髭は太く根深いため、ワックスで引き抜く際の痛みが非常に強くなります。
加えて、効果は一時的であり、約2〜3週間で髭が再び生えてきます。
痛みを伴う上に、再度髭が生えてくることを考えると、ブラジリアンワックスは効率的な方法とは言えません。
髭脱毛には医療脱毛が最適
ブラジリアンワックスは一時的な効果しか得られず、肌トラブルのリスクも高いことから、髭脱毛には医療脱毛が最適な選択肢です。
医療脱毛のメリット
医療脱毛は、毛根を破壊するレーザーを使用するため、永久脱毛に近い効果が期待できます。また、専門のクリニックで施術が行われるため、安全で、万が一トラブルが発生してもすぐに対応できます。さらに、痛みを軽減するために麻酔が使用できる点も大きな利点です。
ワックスや毛抜きとの違い
ブラジリアンワックスや毛抜きで毛を抜くと、毛根が一時的に無くなるため、レーザー脱毛の効果が十分に発揮されません。同じ痛みを感じるなら、長期的な効果が得られる医療脱毛を選ぶ方が賢明です。
まとめ
顔や髭にブラジリアンワックスを使用することは、強い痛みや肌トラブルのリスクが非常に高いため、推奨できません。
また、ワックスや毛抜きで毛を抜いてしまうと、後から医療脱毛を受ける際に効果が十分に出ない可能性もあります。
どうしても髭をなくしたい場合は、医療脱毛を検討することが最適です。
医療脱毛なら、永久脱毛に近い効果を期待できるだけでなく、専門のクリニックで安全に施術を受けられます。髭脱毛を考えている方は、まずクリニックでカウンセリングを受け、自分に合った最適な脱毛方法を見つけましょう。