- 番号:14-1
- こんなとき:数字は上がっているのに、人が育った手応えがないとき
- 教育では:追う数字と、本当に見たいことを分けて書く
- 仕事では:営業や品質の目標の数字を決める会議に
- 出どころ:イギリスの経済学者グッドハートの指摘から名づけられた考え方
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記入例は「ヒヤリハットの件数」の場面です。Excelには、ヒヤリハットの件数・電話の応対時間・研修の受講率の3つの記入例が入っています。
- Excel:記入用、記入例3つ、使い方の5シート
- 記入用は、A4横1枚に収まる大きさです
- Googleスプレッドシートで使うときは、Googleドライブに上げて開いてください
グッドハートの法則とは
グッドハートの法則は、イギリスの経済学者チャールズ・グッドハートが、1975年に、国の金融の政策について指摘したことから名づけられた考え方です。
よく知られている「数字が目標になると、その数字はよい物差しではなくなる」という言い方は、のちに人類学者のマリリン・ストラザーンが、この考えを広くまとめ直したものです。
数字は、見たいことの一部を映す物差しです。その数字だけを上げることを求めると、見たいことを良くしなくても数字が上がる近道が、選ばれやすくなります。
教育でどう使うか
ヒヤリハットの報告件数を「減らす」目標にすると、ヒヤリとしても報告しなくなることがあります。件数は減りますが、事故の芽は減っていません。
数字を決めるときに、本当に見たいことを、数字ではなく言葉で書いておきます。そのうえで、その数字だけを上げる近道を、正直に書き出します。
近道が見えたら、数字と一緒に見ることを決めます。報告件数なら、報告から直したことの数を一緒に見ます。
数字だけが上がったとき、近道を選んだ人を責めても、次の近道が選ばれるだけです。見直すのは、数字の決め方の側です。
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